お金の話

お金に困らないために、投資よりも大切なこと

我が家は教育資金や老後資金を投資(主にインデックス投資)をしながら貯めています。

投資を始め出したのは2017年頃、そこから勉強して、優良なインデックス投資に切り替えだしたのは2019年頃だったと記憶しています。

ここ最近は、株式の相場もよく、円安の影響もあるためそれなりの含み益になっています。

そのせい(おかげ?)なのか、周りの知人たちからは

NISAとidecoについて教えて!

とか

投資について教えて!

ということを聞かれることがあります。

というか、「何で自分が投資に詳しい人ってことになっているの!?」とも思いますが、

恐らく投資について勉強し始めた頃、

「インデックス投資はやらないと損だよ!」

と周りに吹聴していたからでしょう。(全部原因自分やないか)

今思えば、「インデックス投資やってる俺すげー!」という、自己顕示欲を満たすための行動でしたね・・・(ほんっとうに、恥ずかしい)

そこに「ダニング=クルーガー効果」もあいまい

「俺は完璧に投資のことを理解した。知っているすごい知識を教えてあげる!」

と思っていました。

当時の私は、相当手の付けようがなかったのではないかと思います。(周りの皆さんご迷惑をおかけしました)

話は逸れましたが、そんな私も今では、誰にでも投資を勧めることは「浅はかな行動」だと思っています。

そして、なによりも

投資をするよりも前にやらなけらばいけないことがある

と思っているので今回はそのことについてお話したいと思います。

投資をするより、収入の範囲内で暮らせることが大切

投資よりも大切なことは、

「家計簿をつけて、収入の範囲内で暮らせる能力を身につけること」

です。

家計簿をつけず、今の自分の家計の状態が黒字なのか赤字なのかも把握できていない人が投資を続けることはできません。

特に我が家で実践している、インデックス投資では長期運用が大切です。

そして、私を含め、一般人は一括でまとまった投資資金なんて準備できません。

つまり、コツコツと毎月貯めたお金を積立投資をしながら投資元本を積み上げていく必要があります。

この場合

  • 今の自分の収入では、これだけ投資に使っても大丈夫
  • 今後これだけのお金を使うので投資ではなく貯金しておかなくてはいけない

ということがわかっていない人は、どこかのタイミングでお金が不足します。

そして、どこかのタイミングで投資資金を取り崩すことになるか、積み立てをやめなければいけなくなります。

その結果、長期運用のメリットを享受できず、たいした運用益が出ていないまま(下手をすれば元本割れした状態で)投資から撤退することになります。

なので、投資を始めるよりも先に行うべきことは「家計簿をつけて、収入の範囲内で暮らせるようになること」です。

我が家では「マネーフォワードME」というアプリを使って家計簿を付けています。

ダウンロードはこちらから→「Android版」、「iPhone版

具体的な操作方法等は、また別の記事でお話したいと思います。

まずは「家計簿をつけて、収入の範囲内で暮らせるようになること」が大切だと覚えておいきましょう。

投資の運用益の元銭は、貯金で貯めたお金という事実

投資のことを教えてほしいと聞いてくる方の中には少なからず

「投資さえすれば、今のこのお金の足りない生活から脱出することができる」

と思っている人もいる印象です。

残念ですがそんなことはなく、「収入の範囲内で暮らせない人」は投資をしてもうまくいきません。

何よりも「投資から生まれる利益の源泉は貯金で貯めたお金であるという事実」があります。

これはどういうことかというと

しっかりと家計簿を付けて、毎月3万円を20年間積み立て投資し、年利5%で運用できたAさんがいたとします。

この場合、Aさんの累計投資額は下記のようになります。

これは「積立かんたんシミュレーション」で計算したものですが、20年で1,200万円という大金になっていることがわかります。

このうち、いくらが投資元本かといえば、下記のように720万円、投資利益は約500万円です。

この投資利益500万円を手に入れることができなのは、紛れもなくAさんが720万円という貯金を作ることができたからです。

つまり、貯金で720万円貯められない人は投資利益500万円を生み出す力もないのです。

別の見方をすれば、20年という投資期間で生み出した1200万円というお金のうち、半分以上は貯金で貯めたお金であるということです。

もちろん、投資利益500万円というのは大金です。

しかし、投資で増えた金額ばかりに目が行きがちですが、本当に注目すべきなのは、「投資すること」ではなく、「貯金ができるということ」の方がよっぽど大切なのです。

「投資をすればお金が増える」とばかり考え、「貯金をすること」を軽視すれば、当然投資利益を得ることもできません。

お金を貯めることができる人はよりお金が増え。できない人はよりお金に困る。

結局は

「お金を貯めることができる人は、投資をすればもっとお金が貯まる。」

「お金を貯められない人は、投資をしてもお金は増えない。」

という何ともつまらない現実に突き当たります。

お金で困りたくないのであれば「家計簿を付けて、貯金ができる家計を作る」これにつきるのです。

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